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未知夢

第15章 隠人

 しばらくこの流れを見守るしかないのだろうか?


 あらかた見尽くした雑誌の美人妻も「ハズレかよ」と、思いながらくずかごに、弁当箱と一緒に捨てた。


 そして、そのまま公園を出た。


 しばらく歩いてるうち、なにかを思った繁は、駅前のネットカフェにいた。ここなら低価格でしばらく様子を見ながら過ごせる。


 繁は3帖ほどのスペースの個室の中で、パソコンをカタカタと操作しはじめた。


 調べているのは「未知夢」の情報である。



[未知夢]検索



 すると、3件のみヒットした。


 ひとつはスナックの名前だった。


 2つ目はインディーズバンドで未知夢の名があった。


 だが、問題は3つ目だった。


 それは、未知夢を体験した男が綴った日記だった。。


 繁はさっそく読んでみた。



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