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未知夢

第17章 終焉

 そうだ……俺は殺人をおかしたんだ。


 新聞では、アパートで女性の死体が見付かったとある。


 指紋と女性の体内に残されていた精液により検出されたDNAが先日、傷害と殺人未遂の疑いで逮捕された男性の物と一致した。


 だが、不可解な点があった。


 女性の死亡推定時間が、男が逮捕された後だと言う事。理論上不可解なのだ。


 もちろん男性は双子ではない。


 そう、その犯人はここにいる。


 俺は……もう意識が薄くなっている。後は、意識の中にいるやつにまかせよう。


 フラフラと町を歩く。ある場所を探して……。


 その場所とは……


 あった!! はしゅつそ。


 ……いや、はすつしょ。


 はしゅすそ


 滑舌が悪いのも問題だな。


 つまり、交番があった。


 お巡りさんのいる所。



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