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未知夢

第6章 空間

「あれは……なんだ?」


 真っ暗な中、その3つが小さく光って見えた。


 繁はゴクリと唾を飲んだ。


「これってまさか……森屋が言ってたやつか? なぜ、自分がそれを見ている?」


 繁は思った。


 こんなのはインターネットで調べても出るのだろうか?


 あの3つの物体は、いったい何?


 森屋は、お金と女と玉子のような石と、言っていた。


 もし、そうだったら……金か女……金なら保釈金にしたい。石はいらないし、今、女がいても仕方がない。


「いや、マジであれはなんだ?」


 徐々にその形が鮮明に浮き出てきた。


 大きな物から小さなもの。


 それは、やっと形を現し前方から迫ってきた。


「え? 嘘だろ!!」


 繁の前に現れたのは……。




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