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お嬢様♡レッスン

第121章 【番外編】オフの(元)執事達Ⅴ

杜若もちゃんと前に進んでいるのである。

「さてと、俺達もそろそろ寝ようぜ?」

そう言うと黒崎は片付けを始めた。柳瀬と杜若もそれを手伝う。

「それじゃあ、ゴミは僕が出しておきますよ」

柳瀬はそう言うとゴミ袋を持ち上げた。

「うっす!」

そう言って杜若は頭を下げる。三人が出て行くと、杜若の部屋は静けさに包まれた。

彼はベッドにゴロンと横になると目を閉じて、ウエディングドレス姿の綾芽を思い出す。

本当に綺麗で幸せそうだった。

自分もいつか幸せに微笑み合える運命の人に出逢えたらいいなと思いながら、目を閉じて眠りに堕ちて行く杜若であった。


『って!ちょっと待ていっ!』

突然の天からの声に、杜若は驚き目をパチりと開け飛び起きた。

『投票とレビューのお礼!その為の集りでしょーがっ!!』

天の声にそう言われて杜若はハッとした。

「皆、帰っちゃったっすよ?」

杜若は天に向かってそう訴える。

『莉玖、君だけでいいからお礼!』

「うっす!」

天の声に答えると、杜若はベッドの上に正座をして深々と頭を下げた。

「えっと…『お嬢様♡レッスン』を最後まで読んで下さり、メッセージやレビューをして下さった皆様、本当に有難うございます!

それから、アンケート投票をして下さった皆様、コメントを書いて下さった皆様。有難うございます。

これから番外編として、俺達の話や他の人達の話も、時々追加されるかと思います。思い出した時にでも、俺達に逢いに来て下さい!」

杜若はそう言うと『お休みっす!』と言ってベッドに沈み込むのであった。

そんな彼に天の声の主は『有難う』と言ってこのエピソードを締めるのであった。

~*Finis*~
2015.11.29.

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