テキストサイズ

お嬢様♡レッスン

第28章 執事の想いⅡ(葛城)

「畏まりました」

私は恵莉奈様の性器に自分の物を宛てがうと、一気にそれに突き刺した。

「ああん!」

恵莉奈様が身悶える。

私は機械的に腰を送り、彼女が達するのを待つ。

早くこの退屈な行為から逃れたい、その一心で腰を打ち付ける。

この行為に意味等ない。

この方におもてなしの心を持って接したところで、それを理解し感謝出来る方ではない。

この方のお父様は大変素晴らしい方であると言うのに。

そもそもこの方はあの方のお子様なのだろうかと、疑問に思う。

この方のお母様であられる方も、やはり淫乱な方だ。

母子揃って速水に入れあげていた時期があった。

速水も苦労した事だろう。

「あっ!あん!葛城ィ~!凄いっ!壊れちゃうっ!!」

腰を振って恵莉奈様が乱れる。

しかし、何も感じない。

ああ、綾芽様を抱きたい。

あの方の可愛らしい鳴き声が聴きたい。

「さっさと壊れなさい」

私は更に激しく腰を打ち付け、彼女の陰核に手を伸ばしそれを刺激した。

恵莉奈様の中が締まる。

しかし、私には射精感は一向に訪れない。

私のそれは全て綾芽様の中に注ぎ込む為の物。

「あっ!あん!イクぅ━━━っ!!」

身体をガクガクと震わせ、恵莉奈様が絶頂の時を迎えた。

痙攣が止まると、恵莉奈様は力なくテーブルに突っ伏した。

私はバスルームに向かう途中で、執事室の扉が少し開いているのに気付く。

近付いて開く。

そこには───。

目を見開き固まっている綾芽様。

そして彼女を後ろから抱き締めている高月の姿があった。

私は無言で扉を閉めるとバスルームへ行き、濡れタオルを作るため手袋を外した。

手袋には恵莉奈様の愛液が染み込んでいた。

捨てなくては。

私は手袋をハンカチに包むとポケットに仕舞った。

ここに捨てては失礼にあたる。

恵莉奈様を歓迎はしていないが、客人である事には変わらない。

私は濡れタオルを作ると、恵莉奈様の身体を浄め片付けをしその場を立ち去った。

心は激しく動揺していた。

綾芽様がご覧になっていた。

他の女性を抱いてるところを。

何故、高月とあそこに?

高月と何をされていた?

私にそれを問う資格等ない。

私を軽蔑しているだろうか。

スマートフォンを取り出し、綾芽様が下さったストラップを見る。

心無しかそれは泣いている様に見えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ