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葛城はゴクリと喉を鳴らした。

彼は初めての時の綾芽しか知らない。

一応、執事達から報告は受けているが、ここ迄とは聞いていない。

「高月ぃ…ここも触ってぇ…」

綾芽は蕩けた顔で高月の手を取り、自分の蕾へと導く。

「ここが気持ちいいんですか？」

そう言って高月が、蕾を摘むと『ひゃん！』と鳴いて綾芽は腰をビクビクさせた。

「可愛いでしょう？先程から鳴きっ放しですよ。もっとお近くで、お嬢様の成長ぶりを見て差し上げて下さい」

高月は蕾を擦る速度を上げながら、葛城にそう言った。

高月の手が速度を増すと、綾芽の身体もそれに合わせて激しく痙攣する。

葛城はフラフラと引き寄せられる様に２人に近付くとカクンと膝を折る。

惚れた女性が目の前で他の男に抱かれている。

普通なら目を背けたくなる光景。

それなのに目を逸らす事が出来ない。

そこには葛城の知らない綾芽がいた。

淫らに腰を振り、お強請りする綾芽が。

「お嬢様。こんなに激しく腰を自ら振られる程、成長なされましたね。その成長振りを葛城さんもお喜びのようですよ？しっかり見て頂きましょね？」

高月の口から『葛城』と言う言葉が飛び出した瞬間、綾芽の飛び散っていた理性が戻って来る。

（えっ！？）

気付いたら葛城が目の前に座り、自分と高月の淫らな行為を見詰めていた。

「いやぁぁぁぁ!!やだっ！葛城さんっ！見ないでっ！やだっ！高月っ辞めてっ！！」

綾芽は高月と自分が繋がっている秘部を掌で覆い隠す。

「何を仰っているのです？今の今迄、私の男根でよがり狂われていたではありませんか？」

高月はその手を払い、結合分を再び葛城に見せつけた。

「あっ！あんっ！いやっ！」

「身体は『もっともっと』と仰っておられますよ？ほら…」

高月が深く腰を送り彼女の蕾を指で刺激すると綾芽の身体は、素直に反応し再び達してしまう。

それでも高月は止める事なく彼女の中を掻き回していた。

「まだまだ、これからですよ？お嬢様」

高月は身体を綾芽の身体ごと後ろに倒すと、彼女ごと横を向き、そして彼女の片足を持ち上げて大きく開くと、その間に自分の下半身を潜り込ませて激しく腰を打ち付けた。

脳天まで突き抜ける快楽に綾芽は必死で抗おうとするが、身体が勝手に反応してしまい意識が再び飲み込まれていく。

今宵の宴はまだ始まったばかりだ。