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お嬢様♡レッスン

第3章 これがお仕えする者達です、お嬢様

それもその筈で、綾芽は今迄家族愛が強過ぎて、男性と付き合った事も無ければ初恋すらも未だだった。

目まぐるしく各地を転々としていた為、好きになる前にはサヨナラをしなければならなかった事が大きな要因とも言えるが。

その綾芽に、いきなり出逢って間もない執事達と性教育の一貫として実技レッスン等とは恐怖でしかない。

「大丈夫ですよ、お嬢様。時間を掛けてゆっくり学んで頂けば良いのですから」

そう言ってにっこりと微笑む高月。

彼の企みを綾芽は知らない。

「先ずは、私達執事に肌を晒しても恥ずかしいと思わない様に慣れる所から始めましょう」

高月はそう言いながら、綾芽の礼服のファスナーを下ろした。

「キャッ!」

恥じらい驚きの声を上げる綾芽。

白く滑らかなその肌が、一瞬で桜色に染まる。



高月雅哉

28歳。


妖しい笑みを浮かべながらゆっくりと綾芽の衣服を剥いで行く。

腹黒い彼がこのお嬢様の虜になる日が来るとは、この時の彼は夢にも思っていなかった。

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