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お嬢様♡レッスン

第31章 来訪者の執事

その日の綾芽の目覚め方はいつもと違っていた。

「んっ…」

綾芽は夢の中で誰かに抱かれていた。

背後から腰を掴まれ何度も中を抉られる。

腰が砕けそうな程の甘い悦楽に、達しそうになる直前で目が覚めた。

しかし、身体の中心部から全身に拡がる悦楽は続いている。

「あああああんっ!」

目覚めた瞬間、綾芽は達してしまった。

「お目覚めですか?」

そう言って顔を覗き込んだのは高月だった。

彼は後ろから綾芽を抱き締め、綾芽の乳房を揉みながら、蕾をクリクリと捏ね回していた。

「あんっ!ちょっ…高月っ…何をして…?」

「眠られている間に悪戯をしたら、どれくらいでお目覚めになるのかと思いまして…」

「なっ!?」

「ふふっ、気持ち良かったですか?眠られている間も淫らに腰が跳ねていらっしゃいましたよ?」

そう言いながら高月の手は止まらない。

達したばかりだと言うのに、続けて与えられる刺激に綾芽の身体はビクビクと反応を返す。

「人のっ…身体で…遊ばないっ…でぇっ!」

綾芽は高月の腕を払おうと試みるが、力が入らない。

「あっ…!やぁ!またっ…!!」

綾芽は身体を反らせてガクガク震えながら、再び達してしまった。

「やっ…お願い…もう…」

「まだ駄目ですよ?」

そう言うと高月は綾芽の脚を持ち上げ開かせると、彼女の花弁の中心に彼の欲棒を突き刺した。

「あああああっ!」

それだけで綾芽は三度達する。

しかし、余韻に浸る暇もなく高月の欲棒が綾芽の中を掻き回す。

「ひゃうん!」

「朝からこんなに濡らして…」

高月が腰を打ち付ける度に綾芽の蜜壷から“ジュプッジュプッ”と粘膜が擦り合わされ、蜜が押し出される音が漏れる。

「もう少し我慢して下さいね?すぐにイキますから…」

「早くっ…!イって…!お願いっ!!」

綾芽に涙目でお願いされると弱い。

高月の心情として正直に言えば、もっと綾芽を堪能したい。

欲を言えば、今日は一日中彼女と戯れていたい。

とうとう手に入れた愛しいお嬢様。

彼女をもっと味わいたい。

しかし、仕事を疎かにすれば彼女の傍に居られなくなる事は分かっているので、高月は一番手近な欲望を満たす為に高みを目指して腰を送った。

高月は綾芽をギュッと抱き締めると、己の欲望を彼女の中に注ぎ込んで果てた。

幸せを噛み締めながら。

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