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お嬢様♡レッスン

第31章 来訪者の執事

姫川は相変わらず品の無い笑みを浮かべたまま、綾芽の尖りを摘み、それをクリクリと螺子を回す様に動かした。

綾芽は耐える様に眉根を寄せながら目を閉じた。

「ふふっ!良い硬さになってきましたね。食べ頃です」

そう言うと姫川は綾芽尖りを口に含み、舌でそれを転がし始めた。

一瞬、綾芽の身体がビクンと反応する。

「乳首の感度は申し分ないようですねぇ?それでは、コチラらは如何でしょうか?」

姫川は綾芽のスカートをたくし上げると、いきなり下着の中に手を忍ばせ、茂みの奥に隠れた蕾を撫で回した。

「んんっ!」

「おや?もうヌルヌルですか…。毎日、こちらの執事の方々に沢山弄って頂いているんでしょうね?」

粘度の高いクチュクチュと言う音を立てるように、姫川は指を動かす。

綾芽は抵抗を示す様に腰を捻るが、それは姫川を楽しませるだけだった。

「もっと抵抗して下さいね?私は嫌がる女性を陥落させるのが何よりも楽しみなのですから…」

「趣味悪ッ!」

思わず悪態が口から零れ出た。

「どうぞ、好きなだけ仰って下さい。その方が私も燃えます」

この男には何を言っても火に油を注ぐだけの様だ。

ならば、さっさと陥落された振りをして興味を削ぐしかないのだろうか。

他に方法は?

何とか逃れる方法をあれこれ考えを巡らせている内に、下半身の下着がずり降ろされてしまった。

(このまま、この変態に犯されてしまうの?)

それは何としても避けなければ。

これはもう、アレをやるしかない。

綾芽はそう思った。

『アレ』とは金的──要するに男性の大事な部分を蹴り上げる事である。

中途半端に行えば、回復した後、逆上して何をされるか分からない。

後に使い物にならなくなろうが関係ない。

無慈悲にも潰すつもりでやらなければ、自分の身が危ない。

しかし脚を振り上げ様にも、後ろが壁の為、大きく振りかぶる事が出来ない。

どうしたものかと綾芽は再び頭を悩ませた。

「何か企んでも無駄ですよ?」

綾芽の心を見透かす様に、姫川はそう言って笑った。

そして綾芽の花弁をなぞりながら、その中に徐々に指先を埋め込んでいく。

綾芽、絶体絶命のピンチであった。

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