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お嬢様♡レッスン

第31章 来訪者の執事

姫川は、勝手知ったる東乃宮家頭首の邸の庭をズンズン進み、近くの倉庫の中に入ると綾芽を下ろした。

東乃宮邸の庭は広い為、所々に掃除用の道具等が収められている倉庫があちこちに設置されている。

倉庫とは言え、毎日掃除されているので、中は綺麗なものだった。

「何をするのっ!?」

綾芽はキッと姫川を睨んだ。

「綾芽お嬢様は、結構、気がお強いんですねぇ?」

そう言いながら姫川はジリジリと綾芽との距離を縮める。

綾芽は彼から逃げる様に後ずさるが、何分、狭い倉庫の中だ。

直ぐに行き場が無くなり、壁際に追い詰められてしまった。

「ふふっ…。怖がらなくても大丈夫ですよ?直ぐに気持ち良くして差し上げます」

そう言うと姫川は綾芽の両腕を片手で押さえ込み、自由を奪う。

「いやっ!放して!誰かっ!」

「騒いでも無駄ですよ?こんな朝早くからこの辺を彷徨いている使用人はおりませんからね?」

薄い笑みを浮かべた姫川の顔が近づいてくる。

綾芽は顔を背けようとしたが、顎を掴まれ動きを封じられてしまった。

「んっ!」

姫川の唇が綾芽のそれに重なる。

綾芽は歯を食いしばり、必死に抵抗を試みた。

姫川は自分のネクタイを外すと綾芽の両腕を縛り上げ、桟に括りつける。

「綾芽様も“お嬢様レッスン”を受けていらっしゃるのでしょう?その成果を私にも見せて下さい」

姫川はニタニタと笑いながら、綾芽のカットソーを捲り上げる。

レースが施された可愛い下着に包まれた綾芽の胸が露になった。

「ふふっ!中々美味しそうなお身体をしていらっしゃる。さて、お味の方は如何でしょうね?」

そう言いながら姫川は、綾芽の背中に手を回すと下着のホックを外し、胸を覆うそれを上へとずり上げた。

支える物を奪われた乳房が、揺れながら姿を現す。

「綺麗な色ですね?」

姫川は人差し指で、胸の先端の周りの輪をゆっくりとなぞる。

「いやっ!辞めて!」

「何を仰いますやら…。ここは期待して立ち上がってきましたよ?」

そう言うと姫川は綾芽の胸の先端をピンっと指で弾いた。

「くっ!」

綾芽は身体が反応しそうになるのを唇を噛んで耐える。

「いいですねぇ…その顔。そそられます。ウチのお嬢様ですと抵抗して下さらないので、面白くありません」

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