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お嬢様♡レッスン

第46章 お爺様とのお散歩

朝食後は解散となる。

綾芽は、部屋へ引き返す祖父を呼び止めた。

「お爺様、ご相談したい事がございます。お時間はありますでしょうか?」

「ん?いいよ。それじゃあ、庭でも散歩するかい?」

「はい。お伴させて頂きます」

綾芽は宗佑と庭の散歩に出る。

「馬は上手く乗れるようになったかい?」

「ええと、まだです。でも、シラユキとは大分仲良くなりました」

「そうか。あの子は仔馬の頃は大分ヤンチャでねぇ…」

そんな、何気ない会話をしながら庭園を歩く。

「さて、この辺で座ろうか?」

宗佑は、ベンチに綾芽を促し、自分もその隣に座った。

「どうしたんだい?」

「あの…。高月の事なんですけれど…」

「高月がどうかしたの?」

「私、彼を傷付けてしまったんです…」

綾芽は、そう言うと俯いてしまった。

昨夜の彼を思い出すと涙が溢れそうになる。

それを懸命に堪えた。

「キミは葛城が好き。そうだね?」

「はい…。でも、高月も大事な人です」

「それで悩んでいるのか…」

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