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中に入ると、そこは天井が吹き抜けたリビングだった。

白河は『普通』だと言ったが、このリビングだけでも30畳程はある。

リビングの中央には、円形の暖炉が設置されており、そこを中心にソファや装飾品、ビリヤード台やチェス、バックギャモン等ゲーム用のテーブル等がそれぞれコーナー毎に並べられていた。

部屋の奥にはカウンターがあり、その先がオープンキッチンになっている。

「よし！荷物を置いて、中を探検しようぜ！」

そう言うと白河は、ソファに荷物を置き、中を物色し始めた。

それを合図に、それぞれが動き始める。

皆、子供のように目を輝かせて初めての場所を探索していた。

探索した結果、１階はリビング、キッチン、パントリー、浴室があり、キッチンから地下に降りられるようになっている様だった。

地下は発電システムや、浄化システムのあるボイラー室、物置になっていた。

２階には寝室が８部屋あり、８部屋全てがリビングを囲むように配置されている。

寝室内の設備は、キングサイズのベッドとソファやテーブルと絵画等の装飾品。

寝室で寛ぐと言うよりは、リビングで過ごす事を重視している様である。