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お嬢様♡レッスン

第51章 Lesson 11♥調査しましょう

「皆、引いたね?それじゃあ、『せーの』で見るよ?せーの…」

それぞれが手に持った割り箸に書いてある印を見る。

印は『○』か『×』だけである。

「俺、『○』だ!」

白河が割り箸を掲げて見せる。

「僕は『×』です」

柳瀬も白河に倣い割り箸を掲げて見せた。

「俺と広夢は別の組だな!」

「巽の面倒を見なくて済んでホッとしていますよ」

「俺は…『○』だ」

速水も二人同様に自分の印を掲げて見せる。

「綾芽ちゃんは?」

「えっと…『○』です」

「やったぁ!俺と同じ組だね」

「リュウ兄、俺も居るのをお忘れなく!」

「と言う事は、マコ兄は『×』って事だね」

「ああ、俺は『×』だ…」

ガックリと項垂れる黒崎。

綾芽と同じ組になって、彼女を守りたかったのに。

そんな彼の気持ちを知ってか知らずか、速水と白河はウキウキである。

(よりにも寄ってあの二人の組とか…。綾芽ちゃんが危険過ぎる)

かと言って、綾芽が作った公正なくじである。

文句のつけ様がない。

斯くして、速水・白河・綾芽と黒崎・柳瀬のグループが出来上がった。

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