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お嬢様♡レッスン

第55章 恥ずかしいお仕置き

『ゴクリ』

リビングに速水に伴われた綾芽の姿を見た瞬間。

その場に居た速水以外の執事達は喉を鳴らした。

綾芽が一糸纏わぬ姿で現れたからである。

(ううっ…やっぱりバレてるよね。裸だって…)

皆の視線が突き刺さる様だ。

あれから綾芽は速水に全裸にされ、ボディペインティングを施された。

確かに模様やら服の皺等が細かく再現されてはいるが、所詮は絵である。

近くに寄って見れば、それは二次元的なものでしか無いことは、一目瞭然だった。

今すぐ部屋に帰って籠りたい程恥ずかしい。

しかし、速水がそれを許してくれない。

綾芽の中には、ローターが埋め込まれており、速水から離れようものなら、それが作動する様に速水がリモコンを持っているのだ。

綾芽は泣きたいのを堪えた。

「巽、晩御飯は出来てるの?」

速水は何食わぬ顔で、白河に尋ねる。

「あ?ああ、後は配膳するだけだけど…」

「そう?それじゃあ、綾芽ちゃん。並べちゃおうか?」

「そうですね」

綾芽は努めて平静を装い、テーブルに料理を並べていった。

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