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お嬢様♡レッスン

第55章 恥ずかしいお仕置き

料理が並べられて、皆が食卓に着く。

「綾芽ちゃんは俺の隣ね?」

にっこりと笑いながら、速水が隣の席に座る様に言う。

「私…食欲がないから…あっちで休んで…」

「駄目だよ?巽が折角作ってくれたんだから、食べないと。お肉もお野菜も可哀想でしょう?」

「………。分かりました」

綾芽は観念して速水の隣に座り、皆と共に夕食を食べ始めた。

男達の視線は、綾芽の丸い胸に注がれている。

綾芽は食事の味など、殆ど感じない。

喉を通すのがやっとである。

(早く食べてお部屋に戻りたいよ)

そう思いながら、黙々とフォークを口に運んでいると、突然、脚の間に埋め込まれたローターが震え出した。

「………っ!!」

思わずビクンと身体が反応し、フォークを落としてしまった。

「綾芽ちゃん、どうしたの?大丈夫?」

向かいに座っている黒崎が心配し、声を掛ける。

「大丈夫ですよ?」

綾芽は笑顔を作り、黒崎に答えた。

「そう?」

「はい。美味しいですね!白河さんって料理お上手なんですね!」

「ああ、そりゃあ、親父さんがコックなくらいだからね」

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