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お嬢様♡レッスン

第67章 サプライズ!?

黒崎が見えなくなると、綾芽は扉を閉めた。

外は日が傾き、室内は薄暗くなって来ていたので灯りを点ける。

誰が来るのだろうか。

人数は何人だろうか。

迎え入れるにあたって、夕食を作ろうと考えて冷蔵庫を覗いた綾芽だが、何人分の食事が必要なのだろうかと頭を悩ませる。

そこで、人数が関係なく頂けるメニューにする事にした。

じっくり煮込む時間はない為、チキンのホワイト・シチューとシーザー・サラダ、それにフルーツの簡単なものだ。

綾芽は食糧庫からジャガイモ、玉葱、人参を持って来ると、水で泥を洗い流し、皮を剥き始める。

すると、ドアが開く音がした。

(メイドさん達が着いたのかな?)

綾芽は出迎えようとキッチンからリビングに出ると、そこに居たのは…。

「葛城さん!高月さん!」

東乃宮邸を取り仕切る、トップ二人がそこに居た。

「えっ?どうしてお二人が…?」

綾芽は戸惑いを隠せない。

「お嬢様にお逢いしたかったからに決まっているでしょう?」

高月が一歩前へ歩み出てそう言った。


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