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お嬢様♡レッスン

第68章 葛城のイチャラブ計画Ⅰ

「はぁ…はぁ…はぁ…」

力が入らなくなった綾芽はズルズルとシンクを伝い、床へと崩れ落ちて行く。

それを葛城が支え彼女を抱き締める。

まだ繋がっていたかった。

綾芽の中を感じていたかった。

彼女の中は未だ、葛城の欲望を一滴も残さず絞り取ろうと蠢いている。

二人は呼吸が整うまで、繋がったまま、互いの体温を感じていた。

やがて葛城が彼女の中から出て行くと、それを追いかける様に彼が放った欲望が零れる。

「あっ…」

「どうかしましか?」

「いえ…あの…床を汚しちゃいました…」

「ああ…私のものが…こちらこそ、すみません…」

葛城は立ち上がると、綾芽を抱き上げ、彼女をソファの上に下ろしてから、キッチンの床をモップで拭く。

綾芽の零した自分の体液と彼女の体液が入り混じり、床を濡らしていた。

葛城はそれすらも愛しく、拭いてしまうのが勿体ないと思う。

しかし、いつまでも残しておくわけにはいかない。

ここは宗佑の会社の持ち物なのだから。

少し残念に思いながら、葛城はそれの後始末をし、未だソファでぐったりしている綾芽の元へと戻った。



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