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お嬢様♡レッスン

第69章 葛城のイチャラブ計画Ⅱ

(後で上書きせねば…)

葛城は嫉妬から、そう思う。

そして心の中で自分を嘲笑する。

(いつからこんなに心が狭くなってしまったのでしょうか?)

これからの自分は彼女を独占出来ると言うのに。

彼女の肌に触れられるのは、今後は自分だけ。

それなのに、何を焦る必要があるのか。

我ながら情けない事だと思う。

他の事には動じない葛城だが、どうも綾芽の事になると余裕がなくなってしまう。

宗佑にはそれを見透かされ、からかわれる。

朝、自分が綾芽の場所を突き止めたと証拠を突きつけると、笑って『早く行け』と送り出してくれた主人。

自分を慈しみ、最愛の人に出会わせてくれた恩人である彼には、感謝の言葉しか出て来ない。

彼の大事な孫娘を幸せにする。

それが彼への何よりの恩返しになる筈だ。

その為には、小さな事で嫉妬してはいけない。

彼女に息苦しさを感じさせてはいけない。

葛城は、そう自分を戒めた。


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