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お嬢様♡レッスン

第71章 葛城の授業

濃厚で淫らな朝食を済ませた後、二人は島を見て廻った。

初日に綾芽達が行った浜辺から南側を廻り、西側へ辿るルートで視察を終えると、二人はログハウスへと戻る。

そしてその後は開発会議だ。

「綾芽様は、どうお考えなのですか?」

「そうですね。第一案としては、ご家族で楽しめる『キャンプ場』、第二案が、『グランピング場』、第三案として『執事ホテル』を考えているんですけど…」

「成程…。ところで綾芽様、何年くらいで投資金額を回収するかをお考えですか?」

「えっ!?」

「企業で開発するのです。ボランティアを行なっている訳ではございません。利益の事も考えて開発を考えねばなりませんよ?」

「そっか…。そうですよね…」

「ここは陸続きではございません。ですので、ここまで来て頂くにはここまでの交通手段も考えねばなりません」

「はい」

「例えば、ファミリータイプの一般的なキャンプ場にすれば、初期の開発費用は抑えられますが、基本的には場をサービスするだけになりますので、利用料も多くは頂けません」

「はい」



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