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お嬢様♡レッスン

第74章 星空の下で

綾芽達は夕日を堪能後、夕食の準備が整うまで、サロンでカードゲームに興じていた。

「ああ~!また負けちゃった…」

「ふふっ。ゲームで私に勝とう等、100年早いですよ?」

満足気な笑みを浮かべながら、葛城はカードを集める。

「うぐぅ…」

「さて、5連勝しましたので、約束通り罰ゲームをして頂きます」

「罰ゲーム…。何をすれば良いんですか?」

少し不安げに葛城の様子を伺う綾芽。

何を言われるのだろうかと、心臓がドクンドクンと大きく鳴っている。

「そうですね…。それは後でのお楽しみと致しましょう」

ニッコリと笑って、葛城は回収したカードをテーブルの上でトントンと揃えながらそう言った。

「ええ~?それまで、ドキドキしながら待てと仰るんですか?」

綾芽は立ち上がるとテーブルに身を乗り出し、葛城に詰め寄る。

「そうです。ドキドキしながら楽しみにしていて下さい」

葛城は綾芽の勢いにも動じる事なく、笑みを浮かべたまま、揃えたカードを箱に仕舞った。

「葛城さんの意地悪~!!」

「何と仰られても結構ですよ?」

「うう…」


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