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お嬢様♡レッスン

第74章 星空の下で

満天の星空の下で交わす甘い口付けに綾芽は酔いしれる。

口付けは次第に深くなり、何度も角度を変えて互いの口内を舌で探り合う。

「ふ……ん……」

「はぁ………はぁ………」

熱い口付けは、気持ちを昂らせ、息を上げていく。

葛城の指が、ジャケットの中で綾芽の背中をすうっと撫でると、彼女の身体はピクンと小さく震えた。

「綾芽様…。先程の勝負の罰ゲームですが…。今…、ここで…いいですか?」

「ここで…ですか?誰かに見られたら…」

「暗くて何も見えませんよ?」

「でも、声が…」

「波の音に掻き消されてしまいますよ?」

多分、何を言っても否定されるだろう。

観念した綾芽は、恥かしいと思いつつも頷いた。

「それでは、手摺に手を付いてお尻をこちらに…」

そう言うと葛城は、綾芽の身体をクルッと反転させて、手摺に掴まる様に指示を出す。

綾芽は言われるままに手摺を握り、葛城に背を向け、尻を突き出した。

葛城は薄く微笑むと、彼女の後ろで座り込み、ドレスの裾をたくし上げた。

「あ…っ」

何をされるのかを察した綾芽が小さく声を上げる。


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