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お嬢様♡レッスン

第77章 お嬢様の行方

受け止められない男の白濁が口の端から零れ落ち、綾芽の白い喉を汚した。

「けほっ!けほっ!」

男から解放されると綾芽は咳き込む。

目には涙を浮かべて。

どうして自分はこんな目に合っているのだろうか。

何も分からない事が、更に彼女の不安を煽る。

逃げ出そうにもここは海の上。

陸地に着くまでは、どうしても逃げられない。

この苦痛はあとどれくらい続くのだろうか。

「まだまだ、可愛がってやるからな?」

男はそう言うと、再び反り返った欲棒を綾芽に擦り付ける。

再び苦痛が彼女に襲い掛かる。

一層の事、受け入れてしまえば楽なのだろうか。

しかし、綾芽の心がそれを拒絶する。

覚えてはいないが、誰か大事な人が居たような気がする。

ぽっかり穴の開いた綾芽の記憶と心。

それが、彼女が快楽に身を委ねようとする気持ちを律するのだ。

そんな彼女の心等、お構い無しに男は綾芽の中を穿ち続ける。

そうして綾芽は気を失うまで男に犯され続けたのだった。



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