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お嬢様♡レッスン

第78章 オークション

(東洋人は肌が美しいと聞いていたが、ここまでとは…)

ヘンリーは心の中で溜息を零す。

白人ではないので、黄色味が掛かってはいるが、真珠の様な艶やかで滑らかな肌。

華奢な肩や腰は乱暴に扱えば壊れてしまいそうだ。

主の物でなければ、味わってみたい。

そうヘンリーは思う。

東洋人とは未だ経験がない。

彼の好奇心が膨らむ。

挿入さえしなければ、少しくらいは。

そう悪魔が囁く。

しかし、自分は執事だ。

主を裏切る訳にはいかない。

それが執事としての誇りである。

だが、それを覆す程の魅力をヘンリーは彼女に感じていた。

「お身体を清めさせて頂きます」

彼はそう言と手袋を外し、袖を捲り上げると石鹸を取り上げる。

そしてそれを掌で泡立てると綾芽の肌に触れた。

足の指の間を一本一本丁寧に洗い、その手を徐々に上へと上げて行く。

石鹸で滑りが良くなっている事もあるが、滑らかで柔らかな触り心地は彼をうっとりとさせた。

彼の手が腿に差し掛かると、綾芽は『やっ!』と小さく声を上げる。

このままでは、大事な部分に触れられてしまう。

それだけは、『阻止しなければ』と
抵抗する綾芽なのであった。



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