お嬢様♡レッスン
第81章 Lesson16♥階級社会について学びましょう
それには、ヘンリーの力を借りなければいけない。
そんな気がした。
浴室での事があるから、少し気が引けるのだが。
そんな事を言っている場合ではない。
彼はお茶を淹れてくれると言っていた。
待っていれば、戻って来るだろう。
その時に頼んでみよう。
そう思っていると、タイミング良くヘンリーがワゴンを押して戻って来た。
「あ、ヘンリーさん!丁度良かった。お願いしたい事があるんですけど…」
綾芽は早速、ヘンリーが戻って来るなり話を持ち掛ける。
ヘンリーはお茶を淹れながら、綾芽の話を聞くと『いいですよ』と答えた。
「本当ですか?良かった」
「その代わり、条件がありますが…」
綾芽の前にカップを置きながら、彼女の顔を覗き込んでヘンリーが言う。
「何ですか?」
「貴女の仰っている事は、私の主の命令ではありません。貴女から報酬を頂きませんと…」
「そ…れは…?」
「貴女の身体…」
「え?」
「レッスンの度毎に、貴女の身体を味わせて下さい」
「でも…」
「黙っていれば分かりませんよ?」
そう言うとヘンリーはにっこり笑う。
かくして綾芽は、色々な事をヘンリーに教えて貰う代わりに自分の身体を彼に差し出す事になったのだった。
そんな気がした。
浴室での事があるから、少し気が引けるのだが。
そんな事を言っている場合ではない。
彼はお茶を淹れてくれると言っていた。
待っていれば、戻って来るだろう。
その時に頼んでみよう。
そう思っていると、タイミング良くヘンリーがワゴンを押して戻って来た。
「あ、ヘンリーさん!丁度良かった。お願いしたい事があるんですけど…」
綾芽は早速、ヘンリーが戻って来るなり話を持ち掛ける。
ヘンリーはお茶を淹れながら、綾芽の話を聞くと『いいですよ』と答えた。
「本当ですか?良かった」
「その代わり、条件がありますが…」
綾芽の前にカップを置きながら、彼女の顔を覗き込んでヘンリーが言う。
「何ですか?」
「貴女の仰っている事は、私の主の命令ではありません。貴女から報酬を頂きませんと…」
「そ…れは…?」
「貴女の身体…」
「え?」
「レッスンの度毎に、貴女の身体を味わせて下さい」
「でも…」
「黙っていれば分かりませんよ?」
そう言うとヘンリーはにっこり笑う。
かくして綾芽は、色々な事をヘンリーに教えて貰う代わりに自分の身体を彼に差し出す事になったのだった。