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お嬢様♡レッスン

第86章 企み

ウィリアムに仕える事で薄れて来た憤りが、フレデリクの面倒を見る事で、濃くなった。

主人には申し訳ないとは思うが。

どうせ綾芽を抱く事は、もう叶わないのだ。

それならフレデリクに一泡吹かせるのも一興だろうと、ヘンリーは考えた。

さて、どの様に仕向けるか。

綾芽も、ウィリアムの弟であれば、無下には出来ないだろう。

一つ楽しみを失ったが、一つ楽しみが出来た。

ヘンリーはそう思い笑みを浮かべたのだった。



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