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お嬢様♡レッスン

第89章 執事の計略Ⅳ(ヘンリー編)

でも、やはり自分が好きなのは兄・ウィリアムで。

それなのに、ライバルとも言うべき女と淫らな行為に及んでいる。

何故、自分はこんな事をと思うのだが、身体が勝手に快楽を求めて先へと進んでしまう。

腰を突き出す度に、乳房の間に収まり切らない先端を綾芽の舌が擽る。

その度にゾクゾクと肌を粟立てる快感が背筋を走る。

溜まる熱を放出したくてフレデリクは滅茶苦茶に腰を振った。

そして高みへの階段を昇り詰め、欲望を吐き出す。

それでも引かない身体の火照りと渇き。

(僕の身体はどうなってしまったの?)

異常な性欲にフレデリクは恐ろしくなる。

「おやおや、フレデリク様のここはまだ元気ですね?若いとは素晴らしい!」

フレデリクの欲棒を撫でながら、ヘンリーがニヤリと笑う。

そうか。

僕も薬を盛られたのか。

鈍くなった頭でやっとその答えに辿り付く。

どういうつもりなのか。

ヘンリーの意図が分からない。



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