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「ふん！」

鼻を鳴らしてフレデリクはヘンリーを睨む。

本当は余裕等ない。

しかし、子爵家の人間としてみっともない姿を使用人に見せる訳にはいかない。

幾ら若くても。

薬を盛られていても。

彼にもプライドはある。

「おい、桜子。お前の厭らしいカントに、今から僕のコックをぶち込んでやるから、感謝しろ」

フレデリクは精一杯、猥雑な言葉を選んでそう言って、綾芽の尻肉を鷲掴んで横に拡げた。

充血して赤く色付いた花弁が蜜を滴らせてヒクヒクと蠢いている。

見慣れないその部分はフレデリクには人の物ではない、何か別な生き物の様に見えた。

彼は自身の欲棒をその部分に擦り付ける。

いや、入れようとしているのだが、蜜に塗れた入口の滑りが良過ぎて、経験のない彼には上手く挿入する事が出来ないでいた。

しかし、それが焦らし効果となって綾芽の身体に火を点ける。

蜜壷の入口を擦られ、期待感から淫らに腰が動いてしまう。

彼の動きに併せ、自らも腰を動かし彼の先端が、入口に当たった瞬間。

彼女はフレデリクの方に尻を押し付ける様に動かし、彼の欲棒を一気に飲み込んだのだった。