お嬢様♡レッスン
第90章 お坊ちゃま、初めての青い体験
「はぁ…、はぁ…、はぁ…」
荒い息を吐き出しながら、二人は柔らかいベッドの上へと力尽きて倒れ込む。
フレデリクは、今まで感じた事の無い充足感に包まれていた。
自慰行為の後には、決まって必ずと言っていい程の罪悪感に苛まれていたが、女性と繋がった先にあったのは満ち足りた気持ち。
女性を抱くことで、男に成ると言うのであれば、自分は正に今、男になったと言えるだろう。
ふと、フレデリクが綾芽の方を見ると汗のせいで額に貼り付いた前髪を払っている。
彼女は彼の視線に気付くと、彼に視線を合わせ、柔らかく微笑んだ。
フレデリクはその微笑みに、胸がドキンと跳ねるのを感じる。
ドキドキと煩い胸の音。
(これはきっと激しく身体を動かしたからだ。断じてこの女に対してではないぞ!うん)
フレデリクは動悸の原因をそう決めつける。
しかし、この甘く胸に拡がる切なさは何なのだろうか。
綾芽の手が近付き、彼の額に貼り付いた前髪を払う。
彼は咄嗟にその手を取り、無意識の内にそれに口付けていた。
(ぼ…僕は一体何を…?)
自分の行動に戸惑うフレデリク。
彼は、彼の中で生まれた、新たな感情を未だ理解出来ないでいたのだった。
荒い息を吐き出しながら、二人は柔らかいベッドの上へと力尽きて倒れ込む。
フレデリクは、今まで感じた事の無い充足感に包まれていた。
自慰行為の後には、決まって必ずと言っていい程の罪悪感に苛まれていたが、女性と繋がった先にあったのは満ち足りた気持ち。
女性を抱くことで、男に成ると言うのであれば、自分は正に今、男になったと言えるだろう。
ふと、フレデリクが綾芽の方を見ると汗のせいで額に貼り付いた前髪を払っている。
彼女は彼の視線に気付くと、彼に視線を合わせ、柔らかく微笑んだ。
フレデリクはその微笑みに、胸がドキンと跳ねるのを感じる。
ドキドキと煩い胸の音。
(これはきっと激しく身体を動かしたからだ。断じてこの女に対してではないぞ!うん)
フレデリクは動悸の原因をそう決めつける。
しかし、この甘く胸に拡がる切なさは何なのだろうか。
綾芽の手が近付き、彼の額に貼り付いた前髪を払う。
彼は咄嗟にその手を取り、無意識の内にそれに口付けていた。
(ぼ…僕は一体何を…?)
自分の行動に戸惑うフレデリク。
彼は、彼の中で生まれた、新たな感情を未だ理解出来ないでいたのだった。