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お嬢様♡レッスン

第98章 報告

昼間から、綾芽を窓に押し付け後ろから穿つフレデリク。

信じられない事に愛の言葉まで囁いていた。

身体の位置を変え、何度も繋がる二人の姿がそこにあった。

二人の裏切りにウィリアムは身体を震わせた。

罰を与えなくては。

ウィリアムは咄嗟にそう思った。

今回のインド行きは中止だ。

しかし、東乃宮とのビジネスの話はしておかなければならないだろう。

直ぐにでも、戻りたいところだが、ここが正念場でもある。

1日は我慢しなくてはならない。

その間に秘書にチケットの手配や出国の準備、インド企業へのキャンセル等の指示を出す。

東乃宮からはまだ、色よい返事は来ていないが、仕方が無いので秘書と幹部を残していく事にした。

そして、翌日の朝には英国へ向けて出発する事をヘンリーに伝える。

その連絡を受け取ったヘンリーは、主の急な予定変更にほくそ笑んだ。

あの動画を見たに違いないと。

さて、あの二人にどんな罰が下るのだろうか。

自分は高みの見物と洒落込もうじゃないか。

そんな事も知らずに、フレデリクは綾芽の部屋を訪れているのだろう。

先程、部屋の前を通った時、艶めかしい綾芽の嬌声が、彼女の部屋から漏れて来ていた。


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