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お嬢様♡レッスン

第100章 再会

葛城がペンザンスのホテルに到着すると、ロビーで莉玖が出迎えてくれた。

「夕食は摂りましたか?」

葛城がそう尋ねると、莉玖は首を横に振る。

「それでは荷物を片付けてしまいますので、その後食事にでも出かけましょう」

そう言って莉玖を誘う。

「それなら、手伝います」

莉玖は葛城のスーツケースを手に取る。

「それではチェック・インを済ませて参りますので、ここで待っていて下さい」

葛城の言葉に莉玖は頷くと、彼の手続きが終わるまで、隅の方で待つ。

程なくして、葛城がチェック・インの手続きを済ませて彼の所へとやって来ると、二人は階段で葛城の部屋があるフロアまで移動した。

莉玖からスーツケースを受け取ると、葛城はそれを開き、ジャケット等をハンガーに吊るし、クローゼットへと仕舞う。

「それでは行きましょうか?」

一通りの荷解きが終わると、葛城は莉玖に声を掛けた。

二人は夜のペンザンスの街へと繰り出す。

適当なパブに入り、適当な料理とワインを注文した。

運ばれて来た料理を口にしながら、莉玖は綾芽に自分のスマートフォンを手渡し、明日会いに行くと伝えた事を報告する。

「よくやってくれましたね。有難う。」

葛城が労いの言葉を莉玖に掛ける。

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