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お嬢様♡レッスン

第104章 Equilateral Triangle of Love

「そうだね。フレデリクの言う通りだ。それじゃあ、僕も僕のやり方で純粋に綾芽を愛する事にするよ」

そう言うとウィリアムは綾芽の蟀谷に柔らかく口付けを落とす。

フレデリクも自分のやり方で綾芽を愛そうと、彼女の肩に口付けを落とした。

綾芽は優しく肌を滑る二人の口付けを全身に浴びながら、ベッドの海へと身を沈ませる。


どちらも愛しい人。

この二人と出会えた事は自分の宝となるだろう。

この気持ちは消える事はない。

どちらも大切な人。

二人のものにはなれないけれど。

今だけは、この二人の想いに応えたい。

期間限定ではあるけれど。

その間は彼等を精一杯愛したい。


そう綾芽は想う。

一方通行ではなく、それぞれがそれぞれを想い遣る、均衡のとれた正三角形。

それがこの三人の最終的な愛の形なのかも知れない。

優しく包むようなウィリアムの愛撫と、真っ直ぐに自分を求めるフレデリクの愛撫を受けながら、綾芽の身体は溶けていく。

兄が優しく胸の尖りを舌で転がせば、弟は反対側の胸の尖りにきつく吸い付く。

弟の指が彼女の花芽を小刻みに揺らすと、兄の指が彼女の蜜壷を掻き回す。

それぞれに違った動きで一度に送られてくる快感に身を震わせながら、綾芽は声が掠れるまで嬌声を上げ続けるのであった。


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