お嬢様♡レッスン
第104章 Equilateral Triangle of Love
「そうかな?お前は夢中になると気が廻らなくなるじゃない?」
そんな事を言いながら、ウィリアムは綾芽を自分の方へ引き寄せ、腕の中に閉じ込める。
「う…。それは否定出来ないけど…。って兄さん!!狡いよ!!独り占めするなんて!!」
綾芽を盗られると危機感を抱いたフレデリクは綾芽を間に挟んで兄に抱き付いた。
「ふふふ。どちらが綾芽をより気持ち良くさせられるか、競争する?」
挑発する様にウィリアムはそう言ってみるが、フレデリクはそれには乗らなかった。
「しない!僕は競争とかじゃなくて、純粋な気持ちで綾芽をイカせたいんだ!!」
フレデリクの言葉に兄は目を見開いた。
それから嬉しそうに目を細めて弟の金糸を撫でる。
弟の成長が嬉しかったのだ。
今までのフレデリクであれば、簡単に彼の挑発に乗っていた筈だ。
そんな単純なところも弟の可愛いところであると彼は思っていたが、綾芽に恋をし、それが愛へと育った事で、弟は少年から男へと成長したのだろう。
それを思うと素直に嬉しいと感じたのだ。
背伸びをするのでなく、等身大の彼が自分と肩を並べるのはそう遠くない未来だとウィリアムは思った。
そんな事を言いながら、ウィリアムは綾芽を自分の方へ引き寄せ、腕の中に閉じ込める。
「う…。それは否定出来ないけど…。って兄さん!!狡いよ!!独り占めするなんて!!」
綾芽を盗られると危機感を抱いたフレデリクは綾芽を間に挟んで兄に抱き付いた。
「ふふふ。どちらが綾芽をより気持ち良くさせられるか、競争する?」
挑発する様にウィリアムはそう言ってみるが、フレデリクはそれには乗らなかった。
「しない!僕は競争とかじゃなくて、純粋な気持ちで綾芽をイカせたいんだ!!」
フレデリクの言葉に兄は目を見開いた。
それから嬉しそうに目を細めて弟の金糸を撫でる。
弟の成長が嬉しかったのだ。
今までのフレデリクであれば、簡単に彼の挑発に乗っていた筈だ。
そんな単純なところも弟の可愛いところであると彼は思っていたが、綾芽に恋をし、それが愛へと育った事で、弟は少年から男へと成長したのだろう。
それを思うと素直に嬉しいと感じたのだ。
背伸びをするのでなく、等身大の彼が自分と肩を並べるのはそう遠くない未来だとウィリアムは思った。