テキストサイズ

お嬢様♡レッスン

第105章 Lesson18♥たっぷり愛し合いましょう

それは綾芽達がロンドン郊外の家に住む様になってから数日後の午後の事であった。

「なぁんか…今日は暑いね…」

リビングでシャツの釦を全て外し、肌蹴た姿でソファでダラダラしながら、フレデリクが怠そうにそう言った。

ロンドンは北海道最北端の宗谷岬よりも更に北に位置しており、夏でも平均気温は25℃程度と、比較的過ごしやすい。

しかし、地球全体の平均気温の上昇により、ロンドンも例外ではなく、気温は上がっており、夏の時期には30℃になる日もある。

この日はそんな暑い日だった。

日本の猛暑に慣れている綾芽は、30℃程度で何を言っているのだろうかと首を傾げる。

「そう?日本の夏はもっと暑いわよ?」

「ええ~!?そんなの僕、耐えられないよ…。来年の夏は日本に遊びに行こうと思ったのに…」

ガックリと項垂れるフレデリク。

「建物の中は涼しいから大丈夫よ?」

綾芽はそう言ってフレデリクを慰める。

日本の夏は確かに暑いが、大抵の建物の中は肌寒いくらいに冷房が効いている。

日本を離れてみて、綾芽は改めて日本と言う国は便利で快適な国であると感じていた。

買い物に出てみて知ったのだが、ロンドンと言う大都市でも、冷房が入っていない店舗や地下鉄が結構あるのである。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ