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お嬢様♡レッスン

第105章 Lesson18♥たっぷり愛し合いましょう

二人は何事だろうねと顔を見合わせ、首を傾げながらアイスを食べ続ける。

「ねぇ、フレデリク?舌を出してみて?」

綾芽にそう言われ、フレデリクは『べぇ~』と舌を出すと、彼女がそれを見てクスクス笑う。

「何なの?何がおかしいの?」

「ふふっ。フレデリクの舌、真っ青よ?」

「えっ!?」

慌ててフレデリクは、壁に掛けてあるアンティークの鏡の前で舌を出して見る。

すると彼の舌は綾芽が言う様に青色に染まっていた。

「ねぇ、私の舌は?」

そう言って舌を出した綾芽のそれを見ると、真っ赤に染まっている。

そこで彼はハッと気付いた。

「これ、キャンディーの色?」

「そう言う事!」

フレデリクが手にしていたアイスは青色をしたソーダの味だった。

そして綾芽のものは赤色のいちご味。

着色料満載のジャンクな駄菓子だ。

二人はキャッキャと燥ぎながら、それを食べ終えると、ウィリアムに言われた通りにキッチンへと向かった。

そこにはヘンリーの姿はなく、ウィリアムが楽しそうに微笑みながら、二人が来るのを椅子に座って待っていた。

「兄さんがキッチンに居るなんて、何か変な光景だな…」

「そうかい?まぁ、そうだよね。自分でも変な気分だよ」

そう言って笑うウィリアム。

彼の目の前のテーブルには、ホイップされた生クリームやらシロップ状のチョコレートやらが置いてある。

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