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お嬢様♡レッスン

第106章 ロンドンでの日々

綾芽はつんと澄ました顔で紅茶を楽しむフレデリクを横目でみながら、笑みを浮かべる。

「何なの?僕の顔に何かついてる?」

眉間に皺を寄せながら、フレデリクがジロリと綾芽を睨む。

「何でもない!フレデリク、有難う。いざとなったら助けてね?」

そう言って綾芽が彼の頬に唇を寄せると、フレデリクの顔は途端に崩れる。

ヘンリーはそんなフレデリクの様子を見て『やれやれ』と思うのであった。

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