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お嬢様♡レッスン

第107章 ドキドキの晩餐会

その時だった。

”バン!!”と物凄い大きな音を立てて、ダグラスの部屋の扉が開いた。

「綾芽から離れろ!!」

そう言って部屋へ入って来たのはフレデリクだった。

「なっ!?なん……」

「キミの家の名誉に関わるから、事を荒立てたくない。だから素直に綾芽を返してくれないか?」

そう言ってフレデリクは綾芽を見ると、彼の動きが止まった。

アニメのキャラクターのコスチュームを来て、ツインテールで横たわっている綾芽の姿が目に止まったからである。

(な…?何を着ているんだ?って言うか誰が着せたんだ?)

そう考えると、答えは目の前にいる彼しかいない。

「綾芽にこんな変な恰好をさせたのはキミか?」

「へ…変な恰好とは失敬だな!これは日本の大人気のアニメのキャラクターのコスチュームだぞ!?」

「僕はアニメに興味はないから、そんな事は知らない。兎に角、綾芽を返して貰う!」

そう言うとフレデリクはツカツカと綾芽に近寄り、彼女を抱き上げた。

スカートが余りにも短過ぎて、これではショーツが見えてしまう。

「ちょっと、キミ!そこのドレスを彼女の腰に巻いてくれない?」

フレデリクはダグラスの部屋まで連れて来てくれたメイドに、そう言うと綾芽の腰にドレスを巻き付けさせ、スカートの中が見えない様にさせた。

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