お嬢様♡レッスン
第16章 Lesson 6♥相手に身を委ねましょう
ミッドティーで休憩した後、綾芽は引き続き速水のダンスのレッスンを受ける。
場所は先程に引き続き、ピアノを練習した3階の音楽室。
3階にある部屋はパントリーを含めて全部で7部屋ある。
中央の階段から右手最奥は綾芽の居室となっており、バスルームとウォークインクローゼット(衣装部屋)が付属している。
その隣には執事室。
綾芽を担当する執事の待機・執務室であり、翌朝までこの部屋で過ごす事になっている為、寝室も兼ねており、シャワー室も付いている。
執事室の隣は書斎兼図書室となっており、執事はここの蔵書を閲覧する事が許されていた。
書斎の隣はちょっとしたサロン。
現在は華道と茶道のレッスンの為に一角に畳が敷かれている。
階段の踊り場はエレベーターホールも兼ねており、階段を上がり切った正面にエレベーターは位置していた。
エレベーターの両脇には屋根裏部屋に続く階段室の扉が並んである。
エレベーターホールを挟んで左側の一番目の部屋がパントリーとなっており、ここには料理等を運搬する為のダムウェーター(小荷物用エレベーター)が備え付けられている。
ティーセット用のワゴンはここから出動するのだ。
その隣がオーディオルーム(娯楽の間)。
オーディオルームの隣が音楽室。
この部屋は遮音された仕切りを外すと大きな部屋となる様に設計されている。
3階は全て綾芽の為に手を加えられた部屋であった。
「先ずは基本姿勢から正して行きましょう」
そう言うと速水は綾芽を壁の前に立たせる。
「???」
綾芽が戸惑っていると、速水は壁の取手に手を掛け、左右に開いた。
すると、そこから大きな鏡が現れた。
「こちらでポジションを見ながら、ご自身でも美しいと思われる姿勢を研究してみて下さい」
「分かりました」
「まず、足のポジションですが、両足を揃えてパートナーの方へ向けます。取り敢えず鏡をそうだと思って下さい」
「こうですか?」
「そうです。真っ直ぐに立って…。そうです。次に上半身ですが、少し反り気味にします」
そう言いながら速水は綾芽の肩を持ち、後ろに反らせる様に引く。
「きゃっ!」
突然、後ろに引かれた綾芽は、当然の如くバランスを崩しよろける。
「お腹に力を入れて下さい」
速水は綾芽の腹部をグイッと押し、お腹に力を込めるよう指示する。
場所は先程に引き続き、ピアノを練習した3階の音楽室。
3階にある部屋はパントリーを含めて全部で7部屋ある。
中央の階段から右手最奥は綾芽の居室となっており、バスルームとウォークインクローゼット(衣装部屋)が付属している。
その隣には執事室。
綾芽を担当する執事の待機・執務室であり、翌朝までこの部屋で過ごす事になっている為、寝室も兼ねており、シャワー室も付いている。
執事室の隣は書斎兼図書室となっており、執事はここの蔵書を閲覧する事が許されていた。
書斎の隣はちょっとしたサロン。
現在は華道と茶道のレッスンの為に一角に畳が敷かれている。
階段の踊り場はエレベーターホールも兼ねており、階段を上がり切った正面にエレベーターは位置していた。
エレベーターの両脇には屋根裏部屋に続く階段室の扉が並んである。
エレベーターホールを挟んで左側の一番目の部屋がパントリーとなっており、ここには料理等を運搬する為のダムウェーター(小荷物用エレベーター)が備え付けられている。
ティーセット用のワゴンはここから出動するのだ。
その隣がオーディオルーム(娯楽の間)。
オーディオルームの隣が音楽室。
この部屋は遮音された仕切りを外すと大きな部屋となる様に設計されている。
3階は全て綾芽の為に手を加えられた部屋であった。
「先ずは基本姿勢から正して行きましょう」
そう言うと速水は綾芽を壁の前に立たせる。
「???」
綾芽が戸惑っていると、速水は壁の取手に手を掛け、左右に開いた。
すると、そこから大きな鏡が現れた。
「こちらでポジションを見ながら、ご自身でも美しいと思われる姿勢を研究してみて下さい」
「分かりました」
「まず、足のポジションですが、両足を揃えてパートナーの方へ向けます。取り敢えず鏡をそうだと思って下さい」
「こうですか?」
「そうです。真っ直ぐに立って…。そうです。次に上半身ですが、少し反り気味にします」
そう言いながら速水は綾芽の肩を持ち、後ろに反らせる様に引く。
「きゃっ!」
突然、後ろに引かれた綾芽は、当然の如くバランスを崩しよろける。
「お腹に力を入れて下さい」
速水は綾芽の腹部をグイッと押し、お腹に力を込めるよう指示する。