
お嬢様♡レッスン
第113章 葛城の闘い
葛城が時計を確認すると、そろそろ昼休憩が終わる時間になっていた。
彼は盗聴器の受信機に繋いであるイヤホンを耳に捻じ込むと、副社長室の様子を伺う。
橘の喘ぎ声は止んでおり、どうやら事は済んでいたようなので、ICレコーダーのボタンを押し、音声を保存した。
後はこれをどう使うか、だ。
先ず、副社長と身体の関係を結んでいるのは揺るぎない事実。
上役と身体の関係を自ら進んで結んでいる場合、考えられる事と言えば、彼の権威の届く範囲で保護をして貰う事を目的としているのだろう。
副社長が自分の立場が悪くなったとしても、橘を庇う気持ちを持っているのかを確認しておかなければならない。
葛城はそう判断した。
そこで彼は副社長を呼び出す事にした。
葛城は内線で副社長室に電話をすると、橘が応答する。
「葛城ですが、副社長に代わって頂けますか?」
葛城がそう告げると、橘は素直に上司に代わる。
葛城は、『新規顧客を紹介したいのだが、その前に二人きりで話がしたい』と告げると、副社長は了承し電話を切った。
「葛城取締役は何て仰っていたんですか?」
相変わらず濃過ぎるお茶の入った湯呑を差し出しながら、橘は探りを入れる。
「新規顧客の事で話があるそうだ」
「私も同席しても?」
「いや、キミはここで休んでいなさい。疲れただろう?」
そう言うと副社長が橘の尻を撫でる。
彼は盗聴器の受信機に繋いであるイヤホンを耳に捻じ込むと、副社長室の様子を伺う。
橘の喘ぎ声は止んでおり、どうやら事は済んでいたようなので、ICレコーダーのボタンを押し、音声を保存した。
後はこれをどう使うか、だ。
先ず、副社長と身体の関係を結んでいるのは揺るぎない事実。
上役と身体の関係を自ら進んで結んでいる場合、考えられる事と言えば、彼の権威の届く範囲で保護をして貰う事を目的としているのだろう。
副社長が自分の立場が悪くなったとしても、橘を庇う気持ちを持っているのかを確認しておかなければならない。
葛城はそう判断した。
そこで彼は副社長を呼び出す事にした。
葛城は内線で副社長室に電話をすると、橘が応答する。
「葛城ですが、副社長に代わって頂けますか?」
葛城がそう告げると、橘は素直に上司に代わる。
葛城は、『新規顧客を紹介したいのだが、その前に二人きりで話がしたい』と告げると、副社長は了承し電話を切った。
「葛城取締役は何て仰っていたんですか?」
相変わらず濃過ぎるお茶の入った湯呑を差し出しながら、橘は探りを入れる。
「新規顧客の事で話があるそうだ」
「私も同席しても?」
「いや、キミはここで休んでいなさい。疲れただろう?」
そう言うと副社長が橘の尻を撫でる。
