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お嬢様♡レッスン

第115章 別離の刻(わかれのとき)

「僕達をたっぷり味わって?」

そう言うとフレデリクは綾芽の片脚を持ち上げ、花弁に自分の欲棒を宛がうと、一気に捻じ込む。

貫かれた瞬間、身体を走った快楽に綾芽は熱い溜息を漏らしフレデリクにしがみ付いた。

「ちょっと妬けるな…。綾芽?僕の事も忘れないで…」

ウィリアムは綾芽の腰を掴んで固定すると、ゆっくりと彼女の蕾を欲棒で押し開いて行く。

フレデリクは兄の欲棒が彼女の身体の中に飲み込まれるまで、動かずに時を待つ。

やがて兄の溜息が、彼の欲望が彼女の身体に埋め込まれたのを伝えると、二人はゆっくりと彼女の中を掻き回し始めた。

何度も抱かれ馴染んだとは言え、やはり彼等のそれは小柄な綾芽の身体にはキツイ。

しかも、今宵はいつになく、固くそして太く感じる。

(お腹の中が…。二人のでいっぱい…っ!)

余りの苦しさと快感に、綾芽は眉根を寄せて喘ぐ事しか出来ない。

彼等が腰を引く度に、中の粘膜が引き摺り出されそうだ。

そして彼等が腰を押し出す度に、奥を穿たれ快感が電流の様に身体を駆け巡る。

淫楽の波に押し流されそうになる思考を繋ぎ止めようと、綾芽は必死にフレデリクにしがみ付く。

快楽が肌を粟立たせ、汗を吹き出させる。

入れ替わり何度も角度を変え、様々な角度からの綾芽を心に刻み付ける兄弟。

彼等の荒い息遣いと綾芽の嬌声は、空が白むまで続いたのだった。

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