テキストサイズ

短編集:禁断

第5章 結婚式の前に……

俺のいる式場を選ぶのだろうか?


このまま沢井が来たら……
俺はまた沢井を落とす。
ゆっくり攻めればいい。











後日。
2人はこの式場を選択。


式当日まで何回か打ち合わせやリハーサルをしていくことになった。
2人の門出を応援するのが俺の仕事だ。


2人で来ることもあれば、沢井1人で来ることもあった。
2人の時は笑顔が絶えなかった。
揉めている様子もなく順調なようだ。








……俺の計画も順調で……










「んっ、ん……」


今日は沢井1人。
ドレスを選んで初めて試着する日だ。
俺が選んだドレスを身に纏うため、フィッティングルームに入る。
試着を手伝いながら、俺は沢井をだきしめる。
それから、唇を重ねる。
久しぶりの沢井とのキス。
驚いた表情を一瞬見せたが、小声で「ダメだよ……」と言いながら口を開ける。
俺は舌を絡める。


「はぁっはぁっ……沢井……きれいだよ」
「ドレス……全部着せてくれないクセに」
「それがエロいんだろ、ウエディングドレスなのに胸が見えて……」


キスしながら胸をブラごと触れる。


「鈴村っ、ダメ……」
「……そうだな、人の嫁さんだもんな」
「あ……そうだよ、鈴村、相変わらず頭の中はエロばっかりなんだから」


そうだよ、ヤることばっかりだ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ