テキストサイズ

色を愛でる

第3章 ねんねんうっさいねん




『ねんねんうっさいねん!このエセ関西人!ここ東京じゃん!?方言なんていちいち聞いてらんないじゃん?!剛に入れば剛に従えって言うじゃん?エスカレーターは右が歩くを従ってんだから、方言も抑えたらいいんじゃん?!』

ブチっと切った。


ふぅ、すごくすっきり。


私はにこっとしてサキに言った。
『無神経にも程があるねん』

ゆるふわのぽっちゃり女は
履かなそうなピンヒールを
わざとコツコツ鳴らしながら
その場を去った。


エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ