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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第14章 金曜日の電話3

母「お母さん、嵐のファンクラブ入ったから。」

イ『えっ、そうなの?』

母「だから、ファンクラブから申し込んだから大丈夫よ。」

イ『でも、このチケットは、智くんからのお歳暮みたいなものだから。』

さとぴは私たちに気を使ってくれているんだな。

嬉しい。

本当はチケットを送ってもらいたいけど…

母「お母さんは、大野さんのお義母さんにしてもらったからそれだけで幸せよ。ファンクラブでチケット当選するのを願ってるわ。」

イ『そう?じゃあ、智くんにそう伝えるね。』

そう言って電話を切った。

またしても、音楽番組の嵐の出番は終わっていた。

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