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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第4章 娘の婚約者はさとぴ

母「お父さん、お風呂入って。」

父「うぉ~。むにゃむにゃ…。」

イ「駄目だ、これはもう起きないよ。」

お寿司の桶も空になり、お父さんは飲んだくれて寝てしまった。

仕方ないか、お父さんも飲まなくちゃいられなかったんだろね。

イチコの彼氏がさとぴ。

私もびっくりしたよ。

イ「智くん、先にお風呂行きなよ。」

智「うん、わかった。」

さとぴは着替えを持って風呂に向かった。
イチコがついて行って、バスタオルの用意をする。

私は、台所の後片付けを始めた。

イチコは台所に戻って来ると、冷蔵庫から一番絞りを出して開けた。

イ「お母さん、びっくりしたでしょ?」

母「それって、大野さんのこと?」

イ「うん…。」

イチコはぽつりぽつり話し出した。

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