拝啓、ムコ殿!【ARS・O】
第8章 隠れアラシアン危うし
イ「智くんばっかり…。」
イチコはたくさんある雑誌のページをめくっている。
若い男にうつつを抜かしている母の姿を娘に見せるのが恥ずかしかった。
しかも、ご本人であるさとぴの前でバレてしまった。
イ「ずいぶん古い雑誌もあるね。」
イチコは、雑誌に載っているさとぴのページを一枚一枚見ていた。
イ「昔の智くんって、こんな感じだったんだね。知らなかった。」
さとぴは、何も言わずじっとみんなの様子を見ている。
お父さんは、口をパクパクしている。
私は、やっぱりずっと下を向いていた。
和室には、イチコが雑誌をめくる音だけが響いている。
イチコはたくさんある雑誌のページをめくっている。
若い男にうつつを抜かしている母の姿を娘に見せるのが恥ずかしかった。
しかも、ご本人であるさとぴの前でバレてしまった。
イ「ずいぶん古い雑誌もあるね。」
イチコは、雑誌に載っているさとぴのページを一枚一枚見ていた。
イ「昔の智くんって、こんな感じだったんだね。知らなかった。」
さとぴは、何も言わずじっとみんなの様子を見ている。
お父さんは、口をパクパクしている。
私は、やっぱりずっと下を向いていた。
和室には、イチコが雑誌をめくる音だけが響いている。