サバイバルヘルパー
第5章 負傷
痛みを忘れるほどの冷たさではなかったが、冷やしてくれるものがある。
それだけで、安心感が出た。
いつもの浜の木の下は、すぐそこ。
岩壁を過ぎたらそこにある。
だが、それが遠く感じる。
いつまでも、ここにいてるわけにはいかない。
右足は裸足のまま、時間をかけて歩いていった。
「婆さん、調子はどうなんだろ? てか、俺も調子は悪いぞ……」
いつもの浜に着いた。
小梅は、歩いてなにかを拾っている。
「えっ!?」
我が目を疑う。
なぜ、小梅が歩いているのか?
腰痛じゃなかったのか?
痛かったが、無理をしながら足早に進む。
「ば、婆さん、ちょっと」
「あら……おかえりなさい……んっと……」
「……」
「……」
「いや、久美子でいいから、そのあと続き呼んでっ……いや、呼ばれても困るけど」
それよりも、なぜ立ち上がっているのかがわからない。
「婆さん、なんで立てるんだよっ!! 腰、痛くないのか?」
俊輔が聞くと、小梅はポケットから、あるものを出した。
それだけで、安心感が出た。
いつもの浜の木の下は、すぐそこ。
岩壁を過ぎたらそこにある。
だが、それが遠く感じる。
いつまでも、ここにいてるわけにはいかない。
右足は裸足のまま、時間をかけて歩いていった。
「婆さん、調子はどうなんだろ? てか、俺も調子は悪いぞ……」
いつもの浜に着いた。
小梅は、歩いてなにかを拾っている。
「えっ!?」
我が目を疑う。
なぜ、小梅が歩いているのか?
腰痛じゃなかったのか?
痛かったが、無理をしながら足早に進む。
「ば、婆さん、ちょっと」
「あら……おかえりなさい……んっと……」
「……」
「……」
「いや、久美子でいいから、そのあと続き呼んでっ……いや、呼ばれても困るけど」
それよりも、なぜ立ち上がっているのかがわからない。
「婆さん、なんで立てるんだよっ!! 腰、痛くないのか?」
俊輔が聞くと、小梅はポケットから、あるものを出した。