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サバイバルヘルパー

第7章 食料調達

 急いで捕まえると、バッグの中に放りこむ。


「そうだよ、このカエル、食えるやつじゃんか。この際、食えるもんはなんでも食ってやっからよ。逃げんじゃねえぞ」


 釣れたもう一匹のカエルも針からはずし、バッグの中に入れた。


 それから、何度か竿を垂らしてみたが、結局、鯉は一匹もかからず、最終的にウシガエルが四匹となった。


「カエルばっかり……まぁ、いいか。気持ち悪いとか言ってられないからな」


 とりあえず、俊輔は浜に戻ることにした。


※ウシガエルは外来種です。捕まえた外来生物を、生きたまま運搬するのは禁止されています。食用とする場合、その場でシメるか、出来ない場合はその場でリリースしてください。


 ちなみに、ペットとして飼うことも禁止されています。展示、研究等での飼育は主務大臣の許可を受けなければいけません。(子供の頃、川で捕まえて持って帰ったアメリカザリガニはどうなんだろ?)




 俊輔は一旦、釣ったウシガエルを浜に持ち帰った。


 すると、ヨタヨタしながら小梅が戻ってきた。


「お、婆さん、ただいま」


「……」


「えっ、まさか、俺を忘れた?」




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