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サバイバルヘルパー

第7章 食料調達

「いぃーっ!?」


 突然の小梅の奇行に、発作が起きそうなくらいに驚いた。


 ウシガエルはグッタリとして、舌を出している。


 小梅は俊輔から鎌を奪い取ると、カエルの喉あたりを切りつけた。


 切り口からはドクドクと、赤いものが溢れ出る。


「ーーっ!!」


 俊輔は突っ込みたかったが、先ほど削除して、なにも思い浮かばなかった。


 小梅は後の三匹も同じ様に、石に叩きつけ、血抜きをした。


 カエルの切れた喉元から指を入れ、皮を引っ張る。


 すると、シャツを脱ぐように、皮が剥がれていく。


 頭の皮も剥ぎ取ると、腹に切り込みを入れ、内蔵を引きずり出した。


 俊輔は思った。


『俺は、何を見ているのだ? これ、小梅だよな?』


 顔を見ると、目がどんよりとしている。


「あ……初期パターンになりやがった……え、こっちだと捌けるのか?」


 小梅はあっという間にすべてのカエルの下処理を、終わらせてしまった。


「久美子さん」


「えっ……はい!」


 思わず返事をした。


「こんなのに時間かかって、どうすんのぉ。しゃきしゃきしなきやあ……ダメじゃないの!!」



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