
サバイバルヘルパー
第7章 食料調達
イノブタは真っ直ぐ突進してきた。
「これって……死ぬかも?」
諦めかけたその時、後ろに隠れていた小梅が、スッと俊輔の横に出た。
その瞬間、イノブタはバランスを崩し、穴の中へ落ちた。
「えっ!!」
予想もしない展開に、俊輔は穴を覗きこんだ。
イノブタは、仰向けの状態で落ちていた。
『ヴギィーッ!! ヴギィーッ!!』
すっぽりとはまってしまい、身動きがとれないのか、盛んに鳴き続ける。
二人が前後に重なってるのを、見ていなかったのだろう。
急に二人に増えたために驚いたのだろう。
だが、言い換えれば、これは幸運だ。
俊輔の掘った穴に、見事にかかったのだ。
「嘘だ……マジで!? 結果オーライか……けど、最初にかかったのが、婆さんだからなぁ……」
この穴に入ったイノブタをどうするか?
棒で叩いて気絶さそうにも、頭が下を向いている。
イノブタはただ、もがいているだけだ。
「……よし」
俊輔は小梅を背負って、歩いて行けるところまで運んだ。
「婆さん、ここからは、道わかるか? 浜に帰るか、ここにいるか、どっちかにしてくれ」
俊輔は走って、浜まで向かった。
浜に着くと、カゴとバッグと鎌と、砂浜で見付けた包丁を持った。
「これって……死ぬかも?」
諦めかけたその時、後ろに隠れていた小梅が、スッと俊輔の横に出た。
その瞬間、イノブタはバランスを崩し、穴の中へ落ちた。
「えっ!!」
予想もしない展開に、俊輔は穴を覗きこんだ。
イノブタは、仰向けの状態で落ちていた。
『ヴギィーッ!! ヴギィーッ!!』
すっぽりとはまってしまい、身動きがとれないのか、盛んに鳴き続ける。
二人が前後に重なってるのを、見ていなかったのだろう。
急に二人に増えたために驚いたのだろう。
だが、言い換えれば、これは幸運だ。
俊輔の掘った穴に、見事にかかったのだ。
「嘘だ……マジで!? 結果オーライか……けど、最初にかかったのが、婆さんだからなぁ……」
この穴に入ったイノブタをどうするか?
棒で叩いて気絶さそうにも、頭が下を向いている。
イノブタはただ、もがいているだけだ。
「……よし」
俊輔は小梅を背負って、歩いて行けるところまで運んだ。
「婆さん、ここからは、道わかるか? 浜に帰るか、ここにいるか、どっちかにしてくれ」
俊輔は走って、浜まで向かった。
浜に着くと、カゴとバッグと鎌と、砂浜で見付けた包丁を持った。
