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サバイバルヘルパー

第8章 風呂とイノブタクッキング

 持ってきたのは、脱衣場にある、衣類を入れるかごを4つ。そして、客室の押し入れからシーツをもってきた。


「ここからは、我流でやるっきゃないな」


 俊輔は外に出ると、物置小屋にむかった。


「まだ、あるかな」


 扉を開けると、大工道具や農具が置いてある。


「あった、スコップ」


 見つけたのは、シャベルよりも少し小さめなスコップ。


 嬉しそうに手に取ると、今度は針金を見つけた。


「ここ、だいたいのものは、揃うな。助かる〜」


 針金、ペンチ、スコップを取って、物置の扉を閉める。


「今度はイカダを作るときに、ここを開けるか」


 俊輔は、厨房の裏口に戻り、集めたかごを外に出した。


 地面にかごを置くと、スコップをつかって、大きさに沿って線をつけた。


 かごを取ると、そのサイズの形状の線が地面に残る。


 その線を、もう1ヶ所につけた。


 俊輔はスコップを手にすると、その線の内側に穴を掘る。


 やがて、スコップじゃ、追い付かないと、物置からシャベルを取ってきた。


 今度、物置を開ける話が、10分後になった。



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