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サバイバルヘルパー

第8章 風呂とイノブタクッキング

 煙でいぶすため、火が強すぎると、かごと肉が焼けてしまう。


 加減に気をつけなければならない。


「毛はついてるけど、食うときに削ればいいわな」


 かなり、大雑把だ。


「さて、なんかこの雰囲気に慣れてしまったな。明かりがあるからだろうな……しかし、どこに電気が通ってんだろ?」


 少し、気味が悪いが、壁に背を向けて座っていると、気持ち、安心できた。


「帰りに、布団を貰っていくか。テントの下に敷いとけば、マットレスみたいになるだろう……あまり持ち帰ってもなぁ……宝の持ち腐れ、けっこうあるからなぁ……」


 それらは、小梅が使っていた。


 俊輔はタオルを持ち帰っているのだが、そのタオルは、小梅の居場所の木の下に敷いてある。


 箸とフライパンも太鼓とドラムスティック代わり。


 俊輔がいない間のおもちゃになっている。


「まだ、肉が余ってんだよな……心臓とレバー、どうやって食うかな?」


 見ていると、お腹が空いてくる。


「でも、まあまあのデカさがあるからなぁ。これは、やっぱ焼いて食うしかないかな……」




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